「もう辞めたいんです」
先日、弊社での一人親方をしている作業員の一人とお話をする機会がありました。
彼は23歳で5年以上荷揚げをしている子で作業員からの信頼も厚く、管理者からも評価されるような大変優秀な人間でした。彼に直接話を聞き、どういった心境の変化があったのか聞きました。
すると、私が20代当時に思っていたことと全く同じことを話したのです。
「このまま荷揚げを続けていては将来がない」「自分で何かをやりたい」という旨を話してくれました。
企業経営の立場で見ると、優秀な方には独立されるのではなく長く居て欲しいと思っています。優秀な作業員さんほど常に前のめりで、独立を考えて生きていると思います。具体的な準備をしたり、もしくはいずれ一人でもやっていけるよう日々研鑽しているような人です。彼もその一人でした。若い時間を大切にしないことの不利益をよく理解していました。
資材運搬の仕事でいえば、ある程度仕事ができるようになれば結構割の良い仕事だと思っています。ですが、長期的には肉体も衰えるので40代~60代にかけて大変な仕事になります。彼は割の良い仕事だからこそ将来を見据え、淡々と準備をしていました。
生活の為に荷揚げでも解体でも雑工でもよいですが、続けながら難関資格だったり、夢の実現だったり「当社を離れても全然生きていける。でもここが良いからいる」「個人の夢や目標達成の場」という状態がお互いにとって健全なのではないかと思いました。
当社に入っていただく上で何か一つでも人生の糧になるような、または踏み台でも腰掛けでもいいので、人生をよくする為の場として、当社を活用していただくのがよいのではないかと考えています。
自分がかつて20代の頃にそうだったように、彼のような頑張るエネルギーに満ちた若者に対して
若い時間を有効に使えるような労働環境を整えていきます。


